ポンピドゥセンター

パリの「ポンピドゥーセンター」でピカソの『ミューズ』に会おう!

パリのポンピドゥーセンターは、元フランス大統領ジョルジュ・ポンピドゥーが設立の主導権を握り、記念にその名前がついた国立近代美術館です。

 

ポンピドゥセンター

 

1977年のオープン当初は、レンゾ・ピアノとリチャード・ロジャースによる設計が奇抜過ぎてパリの町にあわないと物議を醸しましたが、今はエッフェル塔のようにパリの町になじんでいます。

初めて見ると、ちょっと工事中の建物に見えなくもありません。

ポンピドゥーセンターは、絵本『リサとガスパール』に登場し、より有名になりました。

ポンピドゥーセンターにあるピカソ(picasso)の一番有名な作品は、『バレエ『パレード』の幕』という作品です。

セルゲイ・ディアギレフのロシア・バレエ団(バレエ・リュス)がローマで公演する際、ジャン・コクトーに誘われたピカソは、この作品の舞台美術と衣裳を手掛けます。

バレエ『パレード』は、作:ジャン・コクトー、舞台美術:ピカソ、作曲:エリック・サティという豪華メンバーで上演されました。

この作品に出演していたのが、ピカソの最初の妻になるオルガ・コクローヴァです。ローマへの旅は、ピカソが古典主義の作品を作るきっかけにもなりました。

『バレエ『パレード』の幕』はポンピドゥーセンターが所蔵しているのですが、縦10.5m×横16.4mという巨大な作品のため、パリのポンピドゥーセンターで飾られたことはありません。

2012年、メッスにある日本人建築家・坂茂氏が設計のポンピドゥーセンターの別館で21年ぶりに展示されました。

それ以外の作品でポンピドゥーセンターにあるピカソの特に有名な作品は、今年東京で展示された『ミューズ』です。この作品でテーブルに伏せている女性は、愛人マリー・テレーズがモデルだと言われています。

1935年1月、この時期はまだマリー・テレーズの妊娠が明らかになっていませんでしたが、その後、オルガが家を出ていく、マリー・テレーズとの子マヤが生まれる、とこの年はピカソにとって波乱万丈な年だったようです。

他にもポンピドゥーセンターには、1938年に描かれた『女性の肖像』、1942年に描かれた『朝の調べ(オーバード)』、『アヴィニョンの娘たち』の習作である1907年に描かれた『3人の女たち』などのピカソ作品があります。

ポンピドゥーセンターには、それ以外にもマティス、シャガール、モンドリアンなど近・現代の有名作家の作品が多く展示されていますよ。

ポンピドゥーセンターの敷地内には、ニキ・ド・サンファールのカラフルなオブジェが置かれた池のあるストラヴィンスキー広場やブランクーシのスタジオを再現した施設もあります。

ポンピドゥーセンターの最上階にある、パリでは有名なコスト兄弟プロデュースのレストラン・ジョルジュにはテラス席もあり、ここから夜景を見るのもおすすめ。