マラガ美術館

マラガのピカソ美術館で、ピカソが生まれ育った町の息吹を感じてみましょう!

スペインのアンダルシア地方にある港町・マラガはピカソ(picasso)が生まれてから10歳まで過ごした場所です。美術学校の先生である父親の転勤で、一家はその後、ガリシア地方のラ・コルーニャに引っ越しました。

マラガには今もピカソが生まれた家が残され、ピカソ美術館と共に観光名所になっています。

マラガ

 

実は生まれた時、ピカソは息をしていなかったそうなのですが、医者である叔父さんが葉巻の煙を鼻の近くで吹きかけたところ、危うく助かったそうです。

マラガのピカソ美術館は2003年、ピカソの最初の妻・オルガとの息子ポールの妻であったクリスティーヌとその子供のベルナールの寄贈したコレクションを展示するため開館しました。

 

 

ピカソの秘書であり友達でもあった詩人ハイメ・サバルテスは、自身のピカソ・コレクションをマラガに美術館を造って収めようと思っていたのですが、ピカソ自身がより自分に関係があるバルセロナに美術館を造ると決めたため、結局そちらにコレクションを収めることになったようです。

約50年の時を経てマラガにオープンした待望のピカソ美術館には、現在233点の作品が収められています。
また、15年の期間限定で、43点の作品がリースされているそうです。

旧市街の中心に位置するマラガのピカソ美術館は、ルネサンス様式とムデハル様式を取り入れて建てられた16世紀のブエナビスタ宮殿を改装したものです。あまり聞きなれないムデハル様式ですが、イスラム教の建築様式とキリスト教の建築様式をミックスしたアンダルシア地方では良く見られる建築様式です。

親族から寄付された作品が集められているので、この美術館には家族に関する絵が多くあります。

 

オルガをリアルに描いた『マンティラを身に着けるオルガ・コクローヴァ』、オルガと息子ポールがモデルの1921年に描かれた『母と子』、愛人ドラ・マールをモデルにした『腕を上げる女性』、2番目の妻・ジャクリーヌを描いた『座るジャクリーヌ』、『水浴びをする人』など。

他にも彫刻や陶芸などの作品があり、それらがほぼ作られた順番通りに展示されています。

白い壁面に間隔を開けて飾られているため、作品が非常に見やすく、チケットを買うとついてくる日本語の音声ガイドも作品を理解しやすい内容になっています。

美術館の地下には、古代遺跡が遺されていますので、興味のある方はこちらも立ち寄ってみてください。

館内にはミュージアムショップの他、開放感のある明るい中庭を利用したカフェもありますよ。

マラガのピカソ美術館からほど近いピカソの生家は現在ミニ博物館として公開されていて、ピカソの父親の作品やピカソの写真などが展示されています。建物の前にあるメルセ広場はピカソが小さい頃遊んだ広場で、ベンチに座るピカソ像と記念写真を撮ることも可能です。

2015年3月、マラガにはパリのポンピドゥーセンターの別館が5年の期間限定でオープンしました。

こちらはフランス以外で初めてできたポンピドゥーセンターの別館で、カラフルな箱型の外観がインパクト大。約70点の現代アートが展示されていて、その中にはピカソの『花飾りの帽子』も含まれています。マラガ港に面しているので、展示を見終わった後は散歩もおすすめです。